吉田サトシはお気に入りのギブソンES335,一方の森孝人は去年はガットギターを持って来ましたが今回は同じギブソンでした。

最近の吉田サトシは自分を必要以上に出すようなことが無くなりました。ハイテクじゃなくなったというわけではなくハイテクはそのままに感性がそれに追い付いて力が抜けた感じ、余裕すら感じさせる演奏です。一方の森孝人は尊敬するウエスモンゴメリーばりのオクターブ奏法を交えて甘い音で迫ります。

今回の前半のセットは古いスタンダードで、後半は新しめの曲でした。こういう変化がある構成は前には無かった感じ、いやいやいいですねぇ。吉田サトシはエフェクターを駆使しながら自然な感じの見事なソロを聞かせてくれました。二人ともリハの時からすごく楽しそうで見ているこちらも楽しくなりました。この年でこうなんだからあと10年したらどうなるんだろうと楽しみに感じたすーさんでした。

森孝人は明日からロスに出かけるそうでしばらくお別れです。一方の吉田サトシも秋にはニューヨークに行って来るとか。どちらも「こっちが気に入ったからしばらくいる」なんて言っていないでちゃんと帰って来てほしいものです。

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