テナー一筋のQいしかわはこの10月で78歳、オルガン一筋の西川直人はその48歳下ということですごい年齢差のデュオです。

Qいしかわはいつものとおり早めに入り、でもリハーサルするわけでもなくおしゃべりに夢中。マイペースな人ですね。一方の西川直人は最近入手したというピカピカのNew B-3 ハモンドオルガンを設置済み。このオルガン音がいいんだよねとかオルガンとのデュオってどういう風になるんだろうとか始まる前からいろいろ楽しめちゃいます。

そうこうしているうちにライブが開始。Qいしかわの場合セットリストも作らずその場の雰囲気で曲を決めます。おなじみの曲もあるけどすーさん初めて聞く曲もあり古い曲から新しい曲までなにしろ広い年代の音楽をやってくれました。マイペースでやっているようだけど実はすごいんですね。なんでもテナーはライブの無い日でも30分以上練習していて日頃の鍛錬と健康管理がすごいらしい。西川直人の新しいオルガンはホントにいい音がしました。Qさんがこの曲をやろうといってもすぐできちゃうところもさすが。

後半のセットでは遊びに来ていた野本晴美(p)が参加してトリオになったりピアノとオルガンのデュオになったり実にバラエティに富んだ内容になり最後はQさんお得意のボーカルでしめてくれました。オルガンだけのバックによる歌はなんとも素敵な雰囲気でこれ最高！

野本晴美は指を骨折治療中ですが今晩の演奏を聞いて、こりゃ今すぐ復帰してもいいと思えるくらいパワフルで素晴らしいピアノでした。でも完治するまで無理しないで養生してくださいね。

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