San Francisco Blues Festival 2007

コチ特派員のすーさんは今年もサンフランシスコブルースフェスティバルに行ってきました。 このフェスティバルは屋外としては世界一(場内アナウンスでは景気付けに宇宙一と言っていましたが)古い歴史を持つブルースフェスティバルだそうです。

2007年はキックオフコンサートが9月28日、本番が9月29日と9月30日に開催されました。



この時期、会社の夏休みも終っちゃって日本人で行く人はなかなかいないようでgoogleで検索するとすーさんが去年書いたここコチのレポートが2位になっちゃうくらいマニアックなフェスティバルなんですね。そのマニアックなフェスティバルに3回半行ったということはすーさんチョーマニアだということです。ちなみに半分というのは2年前にさて行こう、としたらパスポートが切れていることが4-5日前にわかりレンタカーやらなんやらキャンセルした悪夢をそう数えました。

すーさんは実際ブルースには詳しくないので偉そうに語ることはできないのですが実は原点は映画ブルースブラザーズなんです。この映画は1980年と1998年にジョンランディス監督のもとに製作されたすーさんにとってはバイブルとも言うべき映画です。あんな風な演奏をするなら一度生を聴いてみようと思ったのがきっかけ。

ブルースの歌詞ってけっこう自虐的なやつが多いですね。そういうところが好き。
その1:俺の人生なんて水みたいだ。排水管の中でうずまいている水だね。
その2:好きな彼女の家に行くたびに裏のドアがギーっと音がして誰かが出て行っているんだよ。
その3:岡の上に住んでいる彼女が好きなんだけど全然俺をのことを思ってくれないんだ。今日もまた彼女は俺を無視してどこかに出かけちゃう。

そしてメロディーも単純です。よくミュージシャンがなんとかのブルースという曲を即興で演奏しますけど考えたらブルースって一曲しかない感じですよね。でもその単純なところがいいんですね。ベースがドンドンドンドン(スピーカーで大音量出しているのでそう聞こえる)と心臓の鼓動のような心休まるリズムでバックを演奏する傍らハモニカ(ブルースハープ)やギターで比較的単純なフレーズを延々と繰り返す。スリルは無いかもしれないけど実に快い音楽です。

そして今年もその快楽を求めてやって来ました3千里。この時期サンフランシスコはちょっと涼しくなっているものの日中の日差しはそれなりに強力。でも芝生がやわらげてくれます。そして今回も雲一つない快晴でした。

キックオフコンサート


切符はオンラインでも買えるのですが金曜日の12:00からハーマンズプラザである宣伝のキックオフコンサートで買うのがお特。演奏を無料で聞けるだけでなく手数料無料で切符が買えます。帽子とかTシャツも販売中。


キックオフコンサートは今年も濃い人が出てきました。本番のコンサートはムービー撮影禁止なのですがここはオッケーなので沢山の人が録音録画をしています。(本番はカメラはOK) この日は霧雨みたいだたんですがこれって霧だったのかも。翌日の本番は雲一つ無い快晴でした。

準備よく椅子持参で早めに来てちゃっかりいい席をとっている人達。お年寄もたくさん。

ここはビジネス街なので昼休みに近くに勤めている人が大勢来ます。この人6弦ベースですね。メンバー紹介のときチョッパー奏法やっておどけてました。


スチールギターでブルースやるんですね。Freddie Rouletteというミュージシャンで日本にツアーで来たこともあるそうです。キュイーンという音に合わせ声もキュイーンと出していました。


向こうに見えるのはフェリー乗り場。


さてあしたはいよいよブルースフェスティバル本番です。

ブルースフェスティバル本番へ